インデックスに分散投資しても-30%まで落ちることもある

最近の円安で5年ぶりにリターンが0%になったので記念投稿です。
私は2005年に投資をはじめました。
投資をはじめてからリターンがどのように移り変わったかのグラフを以下に示します。
縦軸はリターン…その時点での含み益(含み損)÷投資金額です。

2005年12月からしかグラフがないのは、ちゃんとリターンを記録しはじめたのが、2005年12月だったからです。

私はいわゆるインデックス信者です。
インデックス信者になる前は先物取引をしていました。
まだネットトレードが一般的ではなかったころに金の先物取引で 1ヶ月くらいで20万ほど損しました。当時の自分の一ヶ月分の給料で精神的にきつかったです。
その後、ネットで先物取引ができるようになったとき(そして手数料が桁違いに安くなったとき)に、先物取引のすごい人の本を読んでシステムトレードができるプログラム(ルール)を組んで、白金、とうもろこし、中部ガソリンの先物をデイトレードで1年くらいやって50万くらい稼ぎました。

しかし、プログラム(ルール)では儲からなくなってやめました。
当時自分が設定したルールは、白金は寄りつきで買って18円下がったら損切り、そうでなければ引けで売る、でした。

とうもろこしと中部ガソリンは前場より高かったら買い、次の場で下がったら売り、上がったらそのまま、最後の場で売り、でした。

※なぜ、とうもろこしや中部ガソリンの取引をしてたか?というと、板合わせだったからです。板合わせというのは…、株式取引やFXで採用されているザラバと違ってストップ高やストップ安になっても商いが成立することが多いので、やばい時に逃げやすかったからです。今は、夜間取引があるので、やばくなったらすぐに逃げられますが、当時、買いのポジションで、週末にストップ安で逃げ切れなかったときの悲しさといったら、なんともいえませんでした。

いろいろなルールを過去5年くらいの相場の価格変動で試して、それなりに利益が出るはずでした。それなり…というのがポイントで、ルールをシビアに設定すると例えばある1年で最高益をたたき出すルールを次の年に適用するとすごいマイナスになるということがあるので、それなりに利益がでるルールにするのが長い目で見てベストに見えました。

そんなルールで、それなりに儲けましたが、シミュレーションでは、そのルールでは…確か-8万円はいかないはずだったのですが、損失が-8万円を超えたので、ルールを捨てて、先物取引をやめることにしました。

ここまでで、私は

  • デイトレードで儲けるのは難しい
  • スイングで儲けるにも分析する時間がない

と思いました。株取引もちゃんと銘柄をチェックしないといけないので面倒さはかわらないな…と思っていました。
何かいい方法はないかなと思っていたところに、インデックス投資という考え方を発見しました。
インデックス投資の本…例えばウォール街のランダム・ウォーカー <原著第10版>―株式投資の不滅の真理だったり、敗者のゲーム―金融危機を超えて<原著第5版>だったりを読んで、ああ、インデックスは楽そうだなと思いました。

インデックス投資は私なりの解釈は以下の通りです。

  • 自身が取れるリスクと取りたいリターンを適当に決めて効率的フロンティア曲線に近くなるように資産クラスの比率を決めて、各資産クラスに対応するインデックスを買う

そこで、当時はどなかが作成されたExcelだったかと思いますが、今は長期投資予想/アセットアロケーション分析 ~ 投資信託のガイド|ファンドの海がいいかなと思います、こんなツールで、適当にアセットアロケーションを決めて毎月たんたんと自分で決めた比率で各資産クラスを買い始めました。

はじめて最初の2年間はプラス方向に5%から20%までのブレで、いやあ定期預金よりは全然いいなあと思っていました。

ところがサブプライムローン問題ですごい勢いで株価が下がりました。また円高も進みました。
当時のポートフォリオを記録していなかったのでなんともですが、 50%くらいは海外資産(先進国株、新興国株、外国債券)だったと思います。最低で-31%までいきました。

前述の長期投資予想/アセットアロケーション分析 ~ 投資信託のガイド|ファンドの海において全力で新興国株式を買って(新興国株式を100%に)、4年後にどうなっているか?を入力してみると、10%の確率で例えば100万円が70万円(-30%)になると分かります。
私のポートフォリオは、 もちろんそんな攻撃的?なポートフォリオではなかったのですが、-31%を記録しました。

想像したくないですが、もし2007年のリーマンショック前に全力で投資していたら、1年で約-50%を記録することになります。ちなみにほぼ天井で買ったEFA(iShares MSCI EAFE Index Fund)は、現時点でも-40%ほどです。おそるべしリーマンショックからはじまった欧州危機です…

株式投資の大原則は「過去は未来を保証しない」かなあと思っています。
-31%を記録したときに「インデックス投資もその例外ではなかったかな…」と思いました。
でも、インデックス投資にかわる何かが私の中になかったので、その後も淡々と投資をし続け、最近の円高でやっと0%になりました。

私の7年間のインデックス投資は0%成長でした。

ちなみに5年前に100万円投資していたら・・・を読むと、ここ5年間は日本債券最強です。
5年前に新生銀行の定期預金(5年もの、当時は年率1.7%でした)に全力で預金していればよかったなあと思いますが、まあ当時の自分はインデックス投資の方が良いと判断していましたので後悔はしていないです。

これからインデックス投資をはじめるみなさんへ

  • インデックス投資は万能ではありません。インデックス投資で、リスクをちゃんと見積もったつもりでいても、想定しないほどの含み損が発生することがあります。
  • 想定しないほどの含み損が発生したときに精神的に耐えられる程度の金額におさまる程度の投資額にしておいた方が幸せです。多分、1年間で貯蓄出来る額程度だったら耐えられるんじゃないかなあと思います。例えば、1年で12万円貯金できるのだったら、1年で12万円くらい含み損が出る程度のポートフォリオだったら「まあ、1年は全然貯金しなかったと思えばいいかー」な気持ちで。
  • インデックス投資が最高の投資方法かはわかりません。私はインデックス投資以上のいい方法を知らないのでとりあえずインデックス投資を継続しようと思います。
  • 一度に全部投資するか、ドルコスト平均法がいいか、とても長い目で見たり、確率で言えば、前者の方がリターンが高いと本には書いてありますが、人間、そんなに長生きではないですし、リーマンショック等のすごい下振れに襲われると少なくとも数年では取り返しがつかない損失を受けますので、ドルコスト平均法をお勧めします。

 

ソードアート・オンライン プログレッシブ001

ソードアート・オンライン ブログレッシブ001を読みました。
私はすごい楽しめました。
以下の条件にあてはまる方は、多分、私のようにすごい楽しめるかなと思います。

  • ソードアート・オンラインの本編を読んでいない
  • ソードアート・オンラインのアニメを見た
  • アニメのキリト君とアスナのやりとりが楽しかった
  • アニメの1話目の導入に滅茶苦茶衝撃を受けた
  • フェアリィダンス編はアインクラッド編のように「死んだら終わり」という緊張感がなくていまいちだなあと思った
  • ライトノベルのボリュームはちょっと足りない

私がソードアート・オンラインで一番衝撃を受けたのは最初の導入の「ゲームだけど死んだら終わり」という部分でした。
ここ最近のアニメで「いやあ、来週はどうなっちゃうんだろう」と思って見ていたのは、ひさしぶりな気がいたします。
キリト君とアスナがいちゃいちゃする部分は、ちょっとだるいかなあとも思いましたが、いやあ、アスナかわいいなあ…が勝っていたと記憶しています。

ソードアート・オンライン ブログレッシブ001は、ボス攻略にメインがあてられていて、「死んだら終わり」な世界で、どうやってボスを攻略するんだろうとドキドキしながら読むことができます。

Amazonのレビューを見ると…レビューを書いていらっしゃる方々は、本編を読んでいる方々だと思いますが、本編を読んでいると本編との矛盾やら、こんなソードアート・オンラインは納得がいかない的な方々が多いです。

私のようにアニメしか見てなくて、アニメがすごい面白かった!という方でしたら、多分に楽しめるのではないかなあと思います。

エル・グレコ展

エル・グレコ展に行ってきました。

上野公園には美術館が3つあります。
東京都美術館、国立西洋美術館、上野の森美術館です。
特に「これが見たい!」という強い何かがないのであれば、上野公園に行って、美術館に行こうと思ったら、東京都美術館がお勧めです。
理由は、うまく書けないのですが、東京都美術館の展示が一番分かりやすい…絵画はその絵画の描かれた時代背景や描かれているものの意味(例えばワインはキリストの赤い血の象徴)を知らないといまいち楽しめないと思っているのですが、そういう背景をよく知らなくても、展示の順番がうまかったり、展示の説明がうまかったりするのが東京都美術館だと思っています。

もしお金に余裕があれば、音声ガイドを借りるのがいいかなと思います。500円です。
国立西洋美術館の音声ガイドは絵画の横にある解説を読み上げる程度のもの…なのでいらないと思いますが、東京都美術館の音声ガイドは案外いろいろしゃべってくれます。

エル・グレコ展ですが、スペインに行ったことがある方にはとてもお勧めです。
スペインに行ったら…多分、プラド美術館と古都トレドに行っているかなあと思いますが、この2つに縁のあるエル・グレコなので楽しめるかと思います。

宗教画っていまいちよく分からない…という方にも案外お勧めかなと思いました。宗教画でも有名なテーマを扱った絵がたくさん展示しているのと、エル・グレコの絵は好みがあるかもしれないのですが公式HPを見て頂いて「まあいけるかな」と思ったら宗教画にしては「なんかキリストが光ってる」とか「地獄って怖い」とか「天使ケルビムが顔と羽だけできもい」とか楽しめるんではないかと思います。

多分、世界中に散っているエル・グレコの絵が、こんなにいっぱい見られることはない気がしますので、ぜひぜひ興味がある方はご覧くださいだと思います。

 

 

すみだ水族館はとても綺麗…

すみだ水族館に行ってきました。

一言で書くと、「とても綺麗な水族館」かなと思います。
上の写真の水槽は水草がテーマ(だと思う)のですが、水がなくて、まるで魚が草原の上に浮いているようでした。

すみだ水族館のウリの1つはクラゲです。
クラゲなんて見ても楽しくないと思ってたのですが、楽しい…
上の写真ように綺麗な水槽にクラゲがライトアップされてはいっています。
ライトアップされたクラゲがやけに綺麗です。

また、1日目のクラゲ、2日目のクラゲ…、○日目のクラゲのように、クラゲがどんな感でで成長して大きくなっていくのかが展示されていて、いやあ、これが楽しいです。

そして一番のウリがペンギンかなと。
ペンギンの様子を上からも、横からも、水槽の中を泳いでいる姿も見られるのは、すごいなあと思います。
上からペンギンを見ているとプールに浮いてるペンギンが羽をつくろっている?のが、なんと微笑ましい。
プールの周りには、カフェ的なところもあって、ゆっくり飲み物を飲んで座りながらペンギンを見ることができるので、ペンギン好きの方でなくても、ペンギン好きの方ならもちろん、とても楽しめるのではないかと思います。

すみだ水族館ができてから、もう半年くらいたっているのですが、水槽が本当に綺麗で、上野動物園のシロクマとアシカの展示は出来てからすぐに藻がはえて綺麗ではなくなったのですが(それはそれで自然なことだとは思います)、すごく綺麗です。

当たり前ですが全天候型ですので、雨が降ろうがOKですので、デートスポットとしてよいのかなと思います。
商業施設も一通りそろっていますし。

こちら、あなごです。確かニシキアナゴだったかと。
なんか宇宙空間にウネウネ動いている何かのようで、女性が、かわいー、きもいー、を連発していました。
うねうね動いていて、案外見ていて飽きないです。
自分は、このアナゴと、上から眺めるペンギンがお勧めです。