ヨルダンとイスラエル(2014年3月18日~3月26日) エルサレム(嘆きの壁と神殿の丘)

嘆きの壁はトンネルツアーがあります。
嘆きの壁はユダヤ教の神殿の壁のことです。ユダヤ教の方々は本当はユダヤ教の神殿の場所でお祈りをしたいのですが、その場所は現在岩のドームがある場所で、ユダヤ教の方は入れません。ユダヤ教の方々が一番神殿に近づける場所が嘆きの壁です。

嘆き壁というと…

の場所ですが、トンネルをくぐっていくと、上の写真の場所よりもユダヤ教の神殿に更に近い壁にたどり着くことができます。トンネルツアーでは、上の写真よりも神殿により近い壁を見ることができます。

トンネルツアーの場所には、そもそもこの場所がどういう歴史で今のような形になっているのかを説明する模型と動画があります。

昔々、ユダヤ教の方々がこの地を平坦にして神殿を建てました。

そこにイスラム教の方々がやってきて、神殿を破壊し、岩のドームを建てました。
というようなことが模型で分かります。

また動画もあります。

トンネルの内部は写真のとおりです。

下の写真が…確か神殿の壁です。
ガイドさん曰く、「特に日本の方は技術は新しい時代の方が優れているとおもっている方が多いがそんなことはないです。実際、この壁の石はとても大きくてとても綺麗に加工されていますが、その後の時代の壁においてはこのような大きさの石を加工したものはないです。今でもどうやって当時この大きさの石をここまで運んできたのか分かりません」。
確かに遺跡ってロストテクノロジーが多いよなあ…と思います。

ここからは神殿の丘に行きました。神殿の丘に入場するのはかなり難易度が高いです。
セキュリティが厳しいことと時間が限られていることの2つがその原因です。
神殿の丘はイスラムの聖地でモスクであるためお祈りしている時間は入れません。イスラム教は1日に5回のお祈りの時間があるので、入れる時間は朝のお祈りからその次の午後のお祈りの時間までに限られます。

イスラム教のお祈りの時間帯は以下の通りです。

ファジャル(Fajar)・・・・・明けがたから日の出まで
ゾフゥル(Zohar)・・・・・正午から昼すぎまで
アッサル(Asar)・・・・・昼すぎから日没まで
マグリブ(Maghrib)・・・・・日没直後
イシャ(Isha)・・・・・就寝前

礼拝 – 日本アハマディアムスリム協会・ナレッジサイトより

時間帯が午前中に限られているだけでだいぶ大変なのですが、さらにセキュリティの厳しさが大変です。すごい厳密にチェックされるので、1人1人にかける時間が長いです。正午までに入れなかった場合はどんなことがあっても入れません。何人まで入れる…というのではなく、時間内に入れた人だけが入れる…という感じです。

これはガイドさんが言っていたのですが、リュックやカバンを持って入ろうとすると、検査が厳しくなって、1日に入れる人数が少なくなります。なるべく手ぶらで、というか、神殿の丘には、みんなが手ぶらで行くことが、より多くの方々が入れる方法だそうです。

地球の歩き方等の書籍を持って入ることは出来ないそうです、というのは、その書籍が聖書だと思われるからだそうです。神殿の丘にはキリスト教徒、ユダヤ教徒は入れません。キリスト教徒やユダヤ教徒に間違えられるようなことはしてはいけない…ということです。

無事にセキュリティを通過して、木製の橋を渡りまして

神殿の丘に入りました。よかった…
エルサレムの街の喧騒とはうってかわって、とても人口密度が低いです。
ところどころでムスリムの方々が勉強会をしています。
昔はみんなこの丘で昼寝しているとかだったそうですが、昨今、イスラム社会へのあたりが強いので、なんとか自分たちを理解して貰おうと、まずは自分たちのことから勉強する…という感じになっているそうです。
確かに私が「中東に行ってきます」というと、大丈夫なのか?と言われます。大丈夫じゃない場所もありますが、大丈夫な場所しか行かないのですが…

岩のドーム、ムハンマドが昇天した場所です。昔からこんなにすごい建物だったわけではなく、この地を支配したイスラム教の国家が、とても神聖な場所ですので、装飾を施していった結果だそうです。現在の金メッキは1964年にヨルダン国王が寄進したものです。

神殿の丘はすごくデリケートの場所で、治安上の理由で2014年10月30日に閉鎖されました
イスラエルとパレスチナ人は血みどろの戦いを繰り広げており、問題の根が深すぎて、10年や20年でもどうしようもないんだろうなあ…と思います。子供達の世代、孫達の世代で解決できているでしょうか…

P1000311P1000333P1000335嘆きの壁、ユダヤ人の祈りの場所です。入るには保安検査場を通過する必要がありますが、岩のドームほど厳密な検査ではないのですぐに入ることが出来ます。ユダヤ教は男性と女性は別々の場所でお祈りすることになってます。左側が男性、右側が女性です。

本来はここではなく岩のドームのある場所…ユダヤ教の神殿のあった場所でお祈りしたいのですが、今、そこには岩のドームがあり、岩のドーム周辺にはユダヤ教徒は入れないので、神殿に近いこの場所がユダヤ教徒の祈りの場所になっています。

その昔はここにすら入れなかったので、ユダヤ教徒の祈りの場所はヘロデ王のお墓…でした。

ちなみに、私の世代の男性は聖闘士星矢のマンガをリアルタイムで読んでいた方も多くいらっしゃると思われ、聖闘士星矢で嘆き壁と言えば、黄金聖闘士が12人揃って太陽の光を作り出して穴を開けたものでして、何かこう、感慨深いものがありました。

かみのやま温泉

かみのやま温泉に行ってきました。 

きっかけは最近行った温泉の話になり、かのみやま温泉がよかったという話を聞いて、では行ってみるかと思ったから…でした。

2月に行くとすぐ近くの蔵王で樹氷が見られることと、駅からとても近い…かみのやま温泉駅で降りて徒歩でも10分くらい、車だとあっという間に着くのがいいかなと思います。

何かすごいおいしいものがあるとか、温泉街の雰囲気が良いとか、そういうのはないです。特に後者の温泉街に関してはまったく期待してはいけないと思います。とっても静かな感じですので温泉にどっぷり浸かる…というところではいいかなあと思います。

かみのやま温泉の歴史は…以下の写真の通りです。
鶴が湯治?をしているのを見つけたお坊さんが「ここに温泉が!」と温泉を発見したのが始まりだそうです。

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そういう歴史もありまして、街の何カ所に足湯があるのですが…おそらく寒すぎるので誰も足湯に浸かっていなかったのですが…鶴の像があったりします。

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街の観光スポットは2つです。
一つは武家屋敷、もう一つは上山城です。

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武家屋敷はいくつかありますが、ちゃんと説明つきで観光できるようになっているのは1つ、集会所みたいになっているのが1つです。上の写真は集会所みたいになっている方の武家屋敷です。

入場料が必要ですが、ちゃんと見られる武家屋敷は以下の写真の武家屋敷です。

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ところどころに、ここが仏間ですよとか、ここが武者隠しですよとかの札があったり

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武家屋敷についてとか、武家屋敷の曲がり作りについてとか、へー、そうなんだー、と思う解説があります。

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武家屋敷って、社宅というか、公務員宿舎なんだなあ…思いました。

もう一つの観光地が上山城でして、中は写真撮影が禁止なので、外観だけになります。
写真撮影してもらって宣伝してもらった方がいいんじゃなかろうか…と思います。確か、上山城は町の歴史をメインに説明していて、地元の人でないとだいぶ退屈な内容だったりするので、全然記憶に残っていない…のが正直なところです。

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上山城の一番上からの景色は、街が一望できてとてもいいと思います。
春になると桜がとても綺麗だそうで、多くの人が来る…と地元の小学生かな…の上山城見学感想に書いてありました。

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宿泊したのは有馬館です。

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ひさしぶりに山形の芋煮を食べました。芋煮、うまいです。

露天風呂は以下の写真な感じでした。冬だと寒いので、私は耐えられないのでささっと中の風呂にいっちゃいますが、いい季節で昼だといいなー思います。

 

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この他にも、岩盤浴的な設備だったり、いくつかお風呂があります。

  • 駅から近い温泉がいい
  • 観光はしなくていいかな
  • いろいろなお風呂に入りたいな

な温泉を探していたら、かみのやま温泉でもいいかなーと思います。東京からだと遠いんですが、新幹線の駅から降りたらすぐなので、そこはいいかなー思います。