清水三年坂美術館

私が京都に行くのは大抵、桜の時期か紅葉の時期なので、どうしてもより多くの桜と紅葉を見たいと思って、桜と紅葉以外はスルーするのですが、だいぶ前にKIRIN~美の巨人たち~で放映していた安藤緑山の彫刻が見たかったので、清水寺成就院を見に行くついでに寄ってきました。

最初に見て頂きたいのは、googleの安藤緑山の画像検索結果です。
これ、全部象牙で出来てます。
本物にしか見えません。

KIRIN~美の巨人たち~の解説で確か「誰もがその彫刻を見るとあまりのすごさに笑ってしまう」的なことを言っていました。
実際に実物を見て、確かに、すごいのです…

どうやって作ったのかは謎でロストテクノロジー…と思っていたら、Wikipediaに

その技巧は長らく謎とされていたが、X線透視検査によって1本の象牙に丸彫するのが基本とされた牙彫において、複数の牙材をネジなどで接合することで大作の牙彫を実現していることが明らかとなった。また蛍光X線分析によると、有機系着色料ではなく金属を主成分とした無機系着色料が主に用いられた可能性が高いという。更に顕微鏡による細部観察によって、彫りの段階で細部まで完成させてから着色しており、場合によっては着色後に部分的に彫りや削りを施すことで、素地の白色を露出させる技法を用いているのが見て取れる。

とありました。すごい作り方分かったんだ…でも実際には作れないんだろうなあ…

安藤緑山についてはNAVERまとめに「【超絶技巧】謎の牙彫師・安藤緑山の超リアルな彫刻が凄すぎる」がありますので、こちらがいいかなと思います。

清水三年坂美術館には、この他にも蒔絵、七宝、金工、京薩摩という作るのに技術も手間がかかりすぎます…という逸品がありますので、一度は見てみてもいいかなと思います。

印象に残ったのは、清水三年坂美術館に展示されているものは、若いうち…十代の頃から鍛錬する必要があって、それは十代の頃でないと技術をマスターできないそうなのですが…つまり、今の日本ではもうこれらの逸品を作ることが出来ないわけで、日本どころかもはや人類には作ることが出来ないわけで、なんというか、はかないなあ…と思いました。

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