吉本佳生著『日本の景気は賃金が決める』を読んで

景気をよくするにはお金が回る必要がある。
収入に対する支出の割合が多いのは女性 or 非正規雇用者 or 中小零細企業社員 or 若者である。なぜなら貯蓄する余裕がないから。
つまり、景気をよくするには、女性 or 非正規雇用者 or 中小零細企業社員 or 若者の賃金があがるようにしなければならない。
女性 or 非正規雇用者 or 中小零細企業社員 or 若者の賃金の多くはサービス業に従事している。
サービス業は人口密度が高いほど稼働率があがり儲かる。
儲かれば賃金があがる。
人口密度を高くするには東京や名古屋の地価があがればよい。
政府としては都心の地価があがるような政策をとるべき。

という内容と受け取りました。
上記の内容が、データを元に淡々と解説されている本です。

この本を読んで、「ああ、なるほどなあ」と思うことは多くありましたが、実際にサラリーマンの私はどう行動したらいいかということは思いつきませんでした。

書いてあることで出来ることは2つあって、1つはちゃんと有給休暇を取ること、1つは不動産投資信託を買うこと、です。
前者は出来ます。
後者は… 不動産投資信託のチャートだけ見ると、恐ろしい勢いで価格があがっていて、不動産の価格はものすごい勢いで急落する…と思っているので、怖くて買えないです。

本を読んで、個人としてどのようなに行動したら良いか、というのは分かりませんが、今の日本の景気をよくするにはどうすればいいのだろう?と思ったいる方には、お勧めの本だと思います。多少、経済の知識が必要ですが、この本を手に取るような方々でしたら、まず問題ないです。

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