2009年3月16日



広島、松島、岩国旅行記

旅程

縮景園


泉は海水ゆえに鯉は住めません。

ここは「海」を模して作っています。
庭は何かを見立てて作っています。そんなもんです。

瀬戸内海には小さい島々がありますので、この庭の池には、小さい島がいっぱいあります。

縮景園には豊作を祝って棚田が設置されました。上写真が棚田なんですが、ちゃんと稲を育てているそうです。

上写真は、爆風…、原子爆弾で生き残ったイチョウです。

ここに座ってお殿様が庭を眺めたというとこだそうです。
今は回らないのですが、その椅子がくるくる回ったそうです。

その昔、ビルがなかった頃は、瀬戸内海の宮島の弥山(みせん)が見えたそうです。すごいなあ…




水を浄化する装置をつけました。
水は巡回してないと淀んでいくのですが、ちゃんと巡回するようにしたそうです。
巡回していなかった頃は本当に汚かったそうです。



ここは昔、ぱっぱかぱーと馬が走ったところだそうです。
確か、ここで馬を競争させたとか。

縮景園を眺められるレストランがありまして、本当はそこで食べたかったのですが、年末ゆえにやっていませんでした。
で、レストランから庭を眺めるとこんな風景なのですが、うーん、特にそんなにすごいわけでもないかなと(^^:
ただ、梅がいっぱい生えていましたので、梅の時期は綺麗かもしれません。



名前忘れましたけど、ここからの眺めがいいみたいです。
結婚式の前撮り?なんかの場合も、広島の方はここを選ぶ方がたくさんいるそうですが、上写真の場所でも取るとか。
この日も一組、結婚式の方がいらっしゃいました。


この鳥は…、珍しい鳥みたいです。ガイドさんも、本当に珍しいですねえ、言っていました。

広島平和記念資料館


原爆ドームと広島平和記念資料館は、これで5回目くらいの訪問になります。
仕事で広島に来たとき、時間が許せば寄っていました。

いつきてもよく出来ている展示だなあと思います。
いろんな方々が修学旅行で訪ねてきていますが、ぜひ、大人になった今、もう一度訪れてみて頂きたいなあと思います。
なんせ入場料50円ですので…

ただ、展示がえらく多いので、結構狭いように見えて、密度が高く、3時間くらいでも全部を細かく見て回ることができません。
また、ここ最近は毎年のように見ていたのですが、何回見ても、本当によく出来ている展示だと思います。
当時の広島の様子、広島、長崎が選ばれた理由から、原爆の仕組み、核の世界の保有状況、実際に被曝したものの数々、いろいろなものが体系だって展示されています。
核実験があるたびに、広島市長は抗議をするのですが、その文書が展示されていたりもします。
ぜひ…、訪れて頂きたく思います。

宮島

宮島観光写真で案内


これは…、いかだがありまして、広島のカキの養殖場だったと思います、確か…

宮島口から宮島に渡る船は2種類あります。
JRの方が、お昼の時間帯に鳥居の方による航路をとるので、JRがおすすめです。料金同じですし。

桟橋から降りてすぐのところにこんな看板が出ています。
受け付け自体は観光案内所でやります。

さて、ここからはガイドさんのお話です。
宮島は鹿が500頭ほど生息していまして、いつも腹をすかせているそうです、腹をすかしているのは神様の使いだとそんなもんとかそんな話だったような…
この鹿、食欲旺盛でして、鞄の口が開いていたりすると、鞄に頭を突っ込んでくるそうですので、気をつけましょう。
なーんて、説明をしているうちにお客さんの鞄の中に鹿が首を突っ込んでいたことがあるそうですが(^^:
この鹿は第二次世界大戦の際に、人間に食べられて数頭まで減ったそうですが、奈良から補充されて、今の数になったとのことです。
日本三景は、ここ松島と天橋立と松島です。日本三景は海、木や森の調和で決めたとか。三景に選ばれるには海が必要みたいです。
宮島が舞台となったNHK大河ドラマ「毛利元就」の放送もあった97年には310万人が宮島を訪れたそうで、ちなみに仕事で鹿児島に行ったとき、丁度篤姫がやっていたのですが、鹿児島も篤姫様様でして、人が多く訪れたみたいです。そういや、仙台もそうだったような…
すごいぞ、大河ドラマ
ちなみに、去年は340万人も訪れた方がいるそうで、それはミシュランで三ツ星になったおかげかなあと言っていました。
宮島にまつわるお話はいろいろあるのですが、宮島の話は史実よりも伝承の方が多いとのことでした。
宮島は珍しい神仏集合…だったかな?神様と仏教の神を同一視するそうで、それで神社と寺が一つのところにあるみたいです。浅草寺と浅草神社も一緒ですね。


こちらは、神社にはよくいる狛犬で、「あ」と「うん」の呼吸をあらわしている…、と知ったのは、今更なんですが、「あ」はひらがなの最初で、「うん」はひらがなの最後の音でして、これは物語のはじまりと終わりをさしているそうです。
ここまでは狛犬の一般的なお話だそうで、宮島のこの狛犬が珍しいのは、角が生えている狛犬がいるということです。
写真の下の狛犬がそれで、さて、上の写真の狛犬と下の写真の狛犬、オスはどっちでしょう?
正解は、つのが生えていない方だそうで、昔から「角隠し」といわれるように、つのが生えいてるのは女性の方みたいです。
さて、この狛犬、桟橋から海沿いに歩いてくるといるのですが、はじめはここが参道だったわけではなく、山の中腹が参道だったそうで、だれだったかな…、だれかの時代に作ったんですが…


さて、ここらへん来ると灯篭がいっぱいたっています。全部で108つ。
108というとハーデス108つの魔星とか、乙女座のシャカが持っている数珠の色がハーデスの闘士が死んでいくたびに色がかわるとかを思い出すのですが、煩悩の数ですね、そういう数にこだわったものが、いろいろあるそうです。
ちなみに写真の灯篭はヘレンケラーがここで写真を撮った灯篭だったと思います。
なぜかお賽銭が置いてある灯篭がありますので分かるかなあと。
写真はここで撮ると綺麗なポイントみたいです。
さて、遠くに見える鳥居。
海に沈んでいるのが、3mくらい、高さは奈良の大仏と同じくらいで15m。
木は昔は宮島のものを使っていたけど、今はどっかから持ってきているそうです…、種子島だったかな…
だいたい100年周期で取り替えるみたいです。
鳥居は海底に固定しているわけではなくて、置いてあるだけです。ただそれだと流されちゃうので、今は重石として、お経が書いてある重石があるとか。
ちなみに、この鳥居は平清盛が建てたそうです、5回もここに来ているのに知りませんでした、無知って怖いですね。
その昔は、宮島は島自体が信仰の対象だったそうです。
島に神社を建てると神を傷つけるので、海に鳥居をたてたそうです。
最初の方は神をけがしてはいけないので島には入ってはいけなかったそうです。
そんなわけで、参拝のために鳥居を海にたてたそうです。
さらにちなみに、今は人がすんでいますが、葬式とかは本土でやっていたみたいです。
んで、今でも、その名残でお墓が島にはないそうです。

こちらは、ちょっと山の上にある千畳閣です。確か、豊臣秀吉が作ろうとして未完成のまま終了したんだと記憶しています。

仏教を伝えるところとして作りましたが、未完成なので、扉もないし、天井もないです。

そこらへんの木々は、鹿が傷つけないように網がはってあったり…

こちらはなんで撮ったか忘れました…、千畳閣の下なのですが…

こちら五重塔でして、屋根の淵がそりあがっているのは、唐様式というそうです。
ちなみにこの五重塔、神柱と呼ばれる、多分、社会では習っている気がする、五重塔の真中にある柱が、上から2階分までしかないそうです。
でも、神柱があろうがなかろうが、耐震は問題ない…みたいです、免震構造らしいです。
五重塔、上から空、風、火、水、土を表しています。
で、五重塔というのは、どこの五重塔でも、お釈迦様の骨が最上階にあることになっているとか…


こちらの灯篭は、厳島神社の入り口に設置してあるのですが、一つの灯篭の穴が○、もう一つは月の形に穴が空いてまして、陰と陽になっているみたいです。
さて、この灯篭を撮った理由が…、えーと、確か、推古天皇が宮島に神社を建てる場所を探してる時に、鴉が教えてくれるからといわれて、鴉を追っていったら、宮島の周りを何週かして、やっとここにたどり着きましたという話を聞いたからだったと思います。
ちなみにその鴉は「神鴉(おがらす)」と言われてるみたいです。
厳島神社、今はこちらから入りますが、昔は反対側が入り口だったそうです。


こちらは昔、馬を格納したところですが、ここにいると馬が白くなるという伝説があったみたいです。

厳島神社に入りまして、厳島神社は海の上にぷかぷか浮かんでいるのですが、その海面が、最近は海面上昇とか気象のせいで年に12回くらい、この床の上まできちゃうそうです。
ちなみに、この板、本当の板じゃなくて、板をへろっと取り外すと、本当の厳島神社の床がでてきます。
というわけで、昔はスリッパで参拝していたそうですよ。

写真が非常に悪いのですが(^^:
その柱の後ろに、お祓いの棒…というか…えーと、そんなのがありまして、参拝の前にそれで祓うのですが、それ、自分を祓うために使いまして、誰かを祓うために使ってはいけないそうです。
いや…、それ、聞かないとわかりません…、見てるとみんな他人を祓っていますよ…
ちなみに、厳島神社で朱色の建物は国宝だそうです。

こちらは鏡池で、黒いわっかが水の中に見えるんですが、そこから真水が湧いているそうです。
これと同じところが、厳島神社には、あと2つあるのですが、今、真水が出てくるのは、ここだけだそうです。



こちらが時間をかえて干潮になったときの写真です。

こちらは奥のほうにある黒い穴ですが、乾いています。昔は真水が出ていたそうです。

この神社はいろいろな神々が祀られているのですが…、忘れました…
さて、写真の天井を見てください。この格子状の天井になっている建物は、重要…というか偉い建物だそうです。

こちらの真中にある台は、舞楽をするところです。
日本で舞楽が見られるのは、宮内庁、京都の四天王寺とここだけだそうです。
舞楽は中国、インドのもののですが、中国とインドではすでに継承者がおらず、日本にしか残っていないそうです。
行事があるときは、ただで見られるのですが、1曲15分10万円で頼むことも出来るそうです。
結婚式のときとかにやることが多いと言っていた気がします。

こちらは能舞台です。床は合板で響くようになっている…それは床の下に「かめ」があるから…なのは、どこの能舞台も一緒だそうですが、ここの能舞台の特長は、海の満ち潮引き潮のおかげで、その響く音がかわることにあるそうです。

こちらは、出口の近くにある「どう見ても上るのが大変です」な橋です。
朝廷の人がここから来た…という説もあるみたいですが、なんでこんな急なのかは不明だそうです。



花菱という宮島でおいしいもので検索すると引っかかるお店です。
んーと、値段それ相応かなと(^^:
お腹はいっぱいにはならないです。

宮島はロープウェーがありまして、宮島の象徴だと思う、弥山(みせん)に登ることができます。
ロープウェーはなぜか2つに分かれていまして、最初のロープウェーは2人乗り、次のロープウェーは10人くらい乗り、と乗り継ぐ必要があります。

途中の駅では…、ただ待っているだけです(^^:




こちらが、弥山の頂上…、ロープウェーの終点の駅からさらに30分程度歩いたところにあるのですが、そこの展望台です。
景色はいいので、一回は来てもいいかもしれません。
5回目の宮島にしてはじめてきました。

こちらに、宮島の消えずの火があります。弘法大師が宮島で修行をした時に焚かれた護摩の火がおよそ1200年間燃えている火です。

こちらは消えずの火の灰で作られたお地蔵さんです。何か、こう、かわいらしいといいますか。


ここからは、潮が引いた後の厳島神社です。
厳島神社は、出来れば、干潮のときと満潮のとき、両方を見ていただきたいなあと思います。
本当に、潮の満ち引きを感じられます。すごいです。

潮が引くと、鳥居のこっち側まで来られたりします。
でも、こっち側に来られるのは、本当にすごい短い時間で、あっという間に潮が満ちてきて大変なことになります。


厳島神社の出口の近くに大願寺というお寺があるのですが、こちらに錦帯橋の模型があります。錦帯橋は最近、大改修をしているのですが、その際に図面が存在していなくて、こちらの模型を頼りに修理したそうです。すごいです、この模型。

宝物館の外にあるこの木は、鳥居に使われていた木です。
まー、でかいです。
ちなみに、この宝物館…、私は宝物にあまり興味がないのでなんともですが、鳥居を改修する際の模型が展示してありまして、それは面白かったです。

宮島のあなご飯といえばうえのでして、もう、来るたびに食べています。
あなごは…、どこで食べてもおいしいので、んーと、格別にここのあなごがおいしいかというと、みんなおいしいのでなんともです。一度は食べてもいいかなと思います。

錦帯橋


錦帯橋の最寄駅は岩国の駅でして、田舎だと思うんですが、すごいたくさんのバスが走っています。多分に10分に1本くらいのペースで走っているような気がします。
訪れたのは年末でして、年末は岩国城が開いていなかったり、お得な券が使えなかったりで残念です。
さて、この錦帯橋周辺は、無料でガイドをしてくれる方がいます。
ぜひ、頼みましょう。


錦帯橋、その昔は普通の橋がかかっていまして、時のお殿様が「そもそも流れない橋を作ればいんじゃね?」考えて、こんな橋を作成したそうです。
平成の大改築で、橋が流されないように、1mほどコンクリートでかさ上げしたそうなのですが、そのコンクリートのおかげで世界遺産になれないそうです。いろいろあるみたいです。


こちらはの写真は、この板一枚が110万円する、という話を聞いて撮ったものです。

コンクリートだねー、という写真です。

この川岸は桜が生えているそうで、春になると結構眺めがいいそうです。

こちらは、ツバメ返しに関係有る柳だった気がするのですが忘れました…

城があるので武家屋敷がいっぱい建っています。
ただ、川が増水すると床上浸水したそうです。

ここの武家屋敷の門には、乳金物というがついていまして、この金物がついていると、施しをしないといけないマークなんだそうです。



周遊ルートに六角亭というのがありまして、まあ…、正直たいした事は無いものなのですが、六角亭は確か朝鮮総督岩国の軍人が行ったときに持って帰ってきたとかそんな感じだったと思います。
春は綺麗みたいですが、冬はそんなに綺麗ではないです。

ここは紅葉谷でして、秋になると紅葉が綺麗だそうです。
今は冬ですので、何も見所はないわけですが…

こちらは、幹がきゅぃっと曲がった樹齢350年の梅でして、この紅葉谷の近くの寺の入り口にあります。
アマチュアカメラマンがよく撮っているそうです。
確か臥竜の梅だったと思います。

梅は、この洞泉寺の入り口にあります。

こちらは吉川家…確か江戸時代に、ここらへんを治めた殿様だったと思いますが、のお墓です。
この石組は五輪の搭というものだそうで、よく高野山にはあるんだけど…そういえばそうだったなあという気がするのですが、岩国のこの五輪の搭が一番大きいそうです。
これは新しい五輪の搭で、それは、先っちょがとんがっているからだそうで、

これみたいに先がとがっていないと、古いものみたいです。時代によって違うそうです。

こちらは目加多家です。瓦が珍しいそうで、確か平面瓦だったかな…だそうです。
普通は両面がわらだそうで、平面瓦だと向きがあるから、両面瓦ほど汎用性がなくて悲しいみたいなことを言っていた気がします。


岩国は、白い蛇がいまして、こいつらは劣勢遺伝…、そんなの聞いたのは中学校だか高校以来なんですが、そんな遺伝で岩国だけにいたそうです。
「いた」というのは、その昔、ガイドさんが子供の頃は、そこらへんに白い蛇がよくいたそうなのですが、最近はいろいろ開発が進んでいなくなってしまって、白い蛇を見つけたら、保護しちゃうそうです。
なんで、白くなったかは謎みたいです。白、目立ちますし、いいことない気がするんですが。

こちらは吉香神社でして…、あまり印象にないのですが…

これは…、多分、その石のとこに何かがいたという説明を受けて撮った写真だと思うのですが、えーと…

岩国はツバメ発祥の地なので、佐々木小次郎の像を作ろうということで、ツバメ返しをしている像を作ろうと思ったけど、ツバメ返しがどんなものか分からなかったので、結局適当に作ったみたいです。
この佐々木小次郎と後ろは、ツバキの畑になっていまして、春は桜も咲いてとっても綺麗だそうです。
ちなみに、この像と同じような像が、下関にあるそうですが、そちらの像は「鞘」がないそうです。


こちらは、槍倒しの松でして、普通、江戸時代とかの時代は、お殿様がいるとこに向かう場合は槍を倒すのが礼儀だったそうですけど、岩国のお殿様はなめられていたのでしょうか、槍を倒さない方々がいたとのことで、槍を倒さざるをえないように、わざと道に松がかかるように松を植えたということです。

最後に錦帯橋全景を

こちらは岩国で有名だと思う岩国寿司です。
とっても綺麗に寿司飯の上に具…ネタがのっているというものです。
その他に錦帯橋周辺では、アイスクリームの種類がえーと、それ何種類あるんでしたっけ?といわんばかりのアイスクリームがありまして、楽しめます。
夏がいいですね。
その昔、学生の頃に訪れたときには、アイスを2個食って、お腹を壊したということもありましたが…

そんなわけで、広島/岩国の最後に…