2010年4月12日
姫路城と好古園
写真
- 千姫がいた西の丸の入り口で、人多すぎです。
- 上の写真はお菊井戸。番長更屋敷のお菊さんのお話の井戸という話ですが、この城の出来た時代と全然違うので、お菊さんとはまったく関係ないそうです。
- 注目は井戸の中でして、井戸の中に横穴があります。
- この横穴は城が攻め込まれた際の緊急時に、その横穴が城の外に通じていたそうで、そっから逃げるためだそうです。
- いつもは水が井戸の中にあるので、井戸にどぼんと飛び込んで、浮かんできて、そのまま横穴を伝って逃げられるように…ということみたいです。
- 「ぬ」の門の横にある笑い積み。姫路城は、入り口から「いろは」の順で門に名前がついています。
- その「ぬ」の門の横にある石垣で、顔が笑っているように見えるので、笑い積みです。
- 笑い積みはいろんな城の城壁に見られるそうですが、人の顔の笑い積みは姫路城しかないそうです。
- ちなみに、この顔は門が壊すものを睨み付けるという意味もあるそうです。
- はの門をくぐった後にある階段、つまづきやすいようにつくってありつつ、かつ、足をひっかけてそのまま捻挫するように足がすぽっとはまるように出来ているそうです。
- 人多すぎです。
- 城壁の瓦にはあまどいがありません。これは忍者が侵入するためのとっかかりを与えないためだそうです。
- 雨水は地面に埋め込んだ瓦を伝って下水に流れていきます。
- こちらは天守閣の地下にある台所です。ここで食器等を洗いました。
- 姫路城の天守閣の地下は日の明かりをとるために、壁で天守を支える構造になっていません。
- そこで柱で天守を支える必要があるのですが、一本の大黒柱で支えることが不可能でしたので、二本の大黒柱で支えています。
- その一本がこの西大柱です。
- 余談ですが、今回の大工事では、この大柱がちゃんと大丈夫か、あと300年持つか、ということが調査されるそうです。
- 天守閣の5階くらいからの風景です。桜がすごいです。
- 大黒柱の最上部です。大黒柱は25mくらい。明治時代だったかな…に、この大黒柱が大丈夫かどうかを調査したときの物語が…、また結構楽しいです。
- 当時の大頭領が、他の頭領の方々が「大黒柱は調査しなくていいんじゃね?」と言ったのを押し切って調査したら根本が腐っていたとか、かわりの柱を切り出して輸送している途中、谷底に落ちてしまって、電報で「無念、谷底に落下」と通達があったとか、いろいろ。
- ぜひガイドさんのお話を聞いて頂きたく思います。
- あまりに混んでてちゃんとガイドさんのお話のメモがとれませんでした…
- 以上、天守閣からの眺めです。
- いやはや、本当に桜が綺麗です。
- ちなみに遠くに新幹線の高架が見えるですが、当時、姫路城はそこまでが敷地になっていて、新幹線あたりのところに外堀があったというのですから、すごいです。
- 堀と言えば、姫路城の堀の幅は35mに設定されています。
- これは当時の銃の射程を考慮し、35mであれば確実に相手を射殺できたからとのことです。
- これを当時の徳川…だれだったかな…が聞いて「やべえ、江戸城作るの失敗した、堀の幅、広すぎ」と思ったそうですが、もう作ってしまったことと、江戸が攻められることはないだろうというところから、姫路城がんばれというところだったみたいです。
- この2枚は、天守閣において、写真の扉の向こうに銃兵…なんて言ってたかな…を格納して、城の外の兵隊、ここまで上ってきた兵隊を射殺するためだった場所です。
- ここに格納される銃兵はエリート部隊だったそうで、まあ…、最後の砦なのでそうなんでしょう
- 本当にもうだめ、というところになったら、ここにいる銃兵が一斉に射撃して、でっかい音をたてて「もうだめ」の合図をするということも訓練されていたそうです。
- ここは…確か天守閣から出たところだったと思いました。この板は、築城当時に作成されたもので、当時の大工は、この板1枚を1日に3枚作れると一人前だったそうです。
- 歩いても滑らないように超チョウナだったかな…で削ったそのままみたいです。
- こちらは大天守のかなり正確な模型です。大天守を修理するにあたって、設計図がないものですから、分解しつつ各材料の計測をして作った1/20の模型だそうです。
- 以上、姫路城を借景にしている好古園の写真です。
- 最近作った…平成4年かな、に作成しているので、まあ、なんかありがたみがあるかというとそうでもないんですが、スケールのでかい庭です。
- ここも後でガイドさんに案内してもらえるということを知りまして、ああ…、ガイドしてもらいたかった…と思いました。
- 姫路城とセットで券を買うと2割引になります。が、んーと、姫路城だけでもいいんじゃないかなあと思います。庭が好きなら見てもいいかもしれません。
ひろいん
erscape @ apost.plala.or.jp